校長あいさつ
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本校は、県庁や市役所から約700mの市街地にあり、盛岡城の東側を南北に流れる中津川からほど近い場所に位置し、近距離に学校や住宅、マンションが多い文教地区に立地しています。学区の南側には旧城下町、北側には閑静な住宅地が広がり、西側には上の橋、旧奥州街道、東側には盛岡天満宮、盛岡八幡宮、住吉神社をはじめ多くの神社が建立されており、観光客も多く、盛岡バスセンター、県庁や市役所、病院にも近い居住環境に恵まれた歴史と文化が薫る地区といえます。
本校は、学制が交付された翌年の明治6年に創立された第二番小学校(盛岡学校)と明治7年創立の鍛冶町学校を起源にもち、明治26年、両校の統合により城南尋常小学校として新たに盛岡城の南側に開校して以来、本年度で創立130年目を迎えました。
盛岡市の発展とともに市民の義務教育の中核的な重責を担い、校訓「至誠」のもとに、生活や学び、仲間との交友など、真心を込めて誠実に行動できる人間を育てる教育を大事にしながら、これまで米内光政(第37代内閣総理大臣)、田子一民(第34代衆議院議長)をはじめとする数多くの人材を輩出して参りました。
「城南教育」、それは「よい授業をしよう」「子どもの可能性を最大限に引き出す実践をしよう」として創り上げてきた研究校としての実践にも裏付けられます。国語科学校公開研究会の隔年開催と共に、岩手大学教職大学院連携協力校、近隣大学等の各種教育実習受入校としても尽力、貢献してきたところです。
社会の変化に伴って教育に求められるものも変わりますが、Society5.0の時代においても、人間らしく豊かに生きていくために必要な力は、AIやロボティクスでは代替できない人間の強み、「至誠」の心ではないかと考えます。今後も「至誠を貫く城南教育」を大事にしながら、子供達の未来に幸せを送る教育を、全職員の英知を寄せ合い、保護者や地域の方々と共に力強く推進して参ります。皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
令和6年4月 盛岡市立城南小学校 校長 田代 航